2010年7月26日月曜日

なんだかわたし

活字中毒。読書狂い。
本と本の狭間で生きてるんです今。
いったい何を探してるのか、自分でもよく分からないけど
狂ったように本に没頭中です。

朝起きて1ページ、顔洗って1ページ、
シャワーあびてドライヤーかけながらページをめくり
朝ごはん食べつつ読み進め、電車に乗ったら数行追いかけ
会社に着くまでの1秒でも無駄にしたくない。
なんだってんだ。
なんでこんなに活字に飢えてるんだ~。
死ぬの?もうすぐ?
どうなの??

ドストエフスキー、カラマーゾフの兄弟。罪と罰。
あっとゆーま!
学生時代、あんなに苦労して
結局最後まで読めなかったのに。
ああ、なんてバカなんだろう、あの時全部読んでいたら・・・
ああでも、なんて幸せなんだろう。いまごろこうして読めるなんて。

次はぜったいトルストイ。全部。
その次はもう一度シェイクスピア全部読みたい。
それより読んだことない名作、そう、名著を読まなきゃ!
あああ、時間がもったいない。

この夏はきっとあっという間に過ぎてしまいそう。

それにしても・・・
誰か感想を言い合える友達がいたらなぁ。
大学生のとき、親友と朝まで飽きずに交わした会話のように
本や思想の世界を共有できる友達がほしいなぁ。

もっと、みんな、本を読んだらいいのに!

2010年7月15日木曜日

ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟」

2010-

読破した。

ああ!!!
なんて素晴らしい小説なんだろう!
なんて素晴らしいラストなんだろう!

もうこれは、本当に感動で言葉が出ない。
この1週間ほど我を忘れるように無我夢中で読んだ。
そして最後は本当に心が震えた。

人間をこれほど深く捉えた小説はないのではないだろうか。
貧しさ、善良さ、恥辱、誇り、正直さ、悪辣さ、罪の意識、そして許すこと。
神と人間。
キリスト教は多くの矛盾をはらみながら、こうして人間を芸術的にまで高めてきたんだ。
確かに人を導いてきたんだ。

暗く、貧しく、凍えるロシアの大地で
心に闇を抱えて生きてきたロシアの人々にとってキリスト教(ロシア正教)は
暗闇の中の1本のろうそくの明かりのように暖かくやさしい光だったのだろう。

まさにキリスト教はろうそく1本の明かりなんだ。