2010-
読破した。
ああ!!!
なんて素晴らしい小説なんだろう!
なんて素晴らしいラストなんだろう!
もうこれは、本当に感動で言葉が出ない。
この1週間ほど我を忘れるように無我夢中で読んだ。
そして最後は本当に心が震えた。
人間をこれほど深く捉えた小説はないのではないだろうか。
貧しさ、善良さ、恥辱、誇り、正直さ、悪辣さ、罪の意識、そして許すこと。
神と人間。
キリスト教は多くの矛盾をはらみながら、こうして人間を芸術的にまで高めてきたんだ。
確かに人を導いてきたんだ。
暗く、貧しく、凍えるロシアの大地で
心に闇を抱えて生きてきたロシアの人々にとってキリスト教(ロシア正教)は
暗闇の中の1本のろうそくの明かりのように暖かくやさしい光だったのだろう。
まさにキリスト教はろうそく1本の明かりなんだ。
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