2011年3月3日木曜日

絵の話

突然ですがね、絵を飾りたいんですよ。部屋に。そう、壁に。
殺風景な部屋だなと薄々勘付いてはいたんですが
なにしろ踏ん切りがつかないとゆーか、勇気が足りないとゆーか。

人の家に行くとさ、玄関とかリビングとかにその家の不幸を一心に体現したような訳の分からない絵が、呪いでも掛かってるんじゃないかと思うほど悪趣味なドライフラワーとセットで飾ってあるじゃないですか。
音にすると単純だけど、どよーん、的な。ね、わかるでしょ?
そういうの見ちゃうとね、居たたまれない気持ちになっちゃうわけです。
なんでこの絵なの?
何がいいの?何の目的なの?誰をどうしたいの?心安らぐとでも思ってるの?!
って言いすぎ(笑)


それで自分の部屋に飾る絵って図らずも慎重になっちゃうわけです。
ああはなりたくないと。

だけどそんなに構えていたら来世までこの悩みを持ち越しちゃいそうだし、
絵画を語るなんて本当に恥ずかしくておこがましいけれど
美術鑑賞も何気なくさらりと頻繁に足を運ぶワタシなわけですよ。
東京に住んでいることの楽しさのひとつですからね。

やっぱり三十路になってさあ何をする?って考えたときには
はじめの一歩を踏み出すのは絵じゃないか、と思ったのです。


さてあなたはどんな絵が好きですか?
これはもう完全に趣味の世界ですからね、誰にどうこう言われるものじゃないですよね。
でも自分の好きな絵って本気で考えてみたことありますか?
たった1枚、部屋に飾るのを選ぶとしたら・・・。
とても難しいことですよ。

わたしは小学生のころからピカソが好きでした。
ピカソといえば、彼の書いたどんな絵でも、大いにピカソ的なところが好きなんです。
そこで絵を飾るならピカソか、とも思いましたが(もちろんレプリカですよ)
ちょっとまだ荷が重過ぎる気がして完全に腰が引けてしまいました。

ピカソのこんなヤツ↓↓ならベッドのわきにでもいいと思いますけどね。



かわいいでしょ。
このシリーズは結構好きです。









ま、ピカソは後々にとっておくとして。
ネットで絵探しを始めました。
わたしは昔から抽象画が好きなんです。
性格ですかね、考えも行動も大雑把なのでタッチの細かい絵は好きじゃないわけです。

ちなみに飾るのはここ↓↓



明るい色、ピンクとかイエローとか。
それで、ちょっとパンチの効いたもの。 









今の気分でいくつかピックアップしてみました。


 ポール・アイズピリ
 「オレンジのテーブルの青い水差しの花束

いい感じなんだけど、横長の絵を探してるんだよね。









ベルナール・カトラン
「ビクトリア調の花瓶とレモンバスケットのある静物」

これもなかなか好き。






ジョルジュ・ブラック
L'Oiseaux Bleu et Gris」


ま、タイトル読めませんけどね。
これも縦長なんだよねー。





アンリ・マティス
「ナイフを投げる人」

まあどうしてナイフを投げる事態に陥ってしまったのか
その辺が気がかりですけどね。


マーク・ロスコ
「無題」

ロスコに関しては何が描かれてるとか
そういうの考えちゃダメよね。
無題なわけですよ。






ワシリー・カンディンスキー
「連続」

うん、画集持ってるんだ。
こういうのもいいかも。






ジャン・ミシェル・バスキア
Michel, Molasses, 1983

これ、かなりイイと思うのです。
第一候補。








ゲルハルト リヒター
「Tisch 1982」

 ティッシュってティッシュかと思ったら、ドイツ語で机のことだったんだね。

きれいな色なわけですが。

 

 

 

 

 

 

 
ロバート・マンゴールド
「Curled Yellow Figure」

 もういっそのこと黄色ね。潔いよね。


 

 

 

 

 

さて、どれが良かったですか。率直に。

絵を選ぶのって難しいですよね。
そんなに深く悩まずにバーローって感じで選んだほうが粋かもしれませんが。

実物見たほうがいいんだろうから、お給料入ったらギャラリーでも散策してみます。
ホントはギャラリーとか入ったら買わなきゃいけなくなりそうで怖いんだけどさっ。

虎穴にいらずんば虎児を得ずってことわざもあるしね。

無事に飾ることができたら写真とともにお知らせします。


0 件のコメント:

コメントを投稿