2011年4月7日木曜日

思うところ

昔、細木なんとかという図々しそうな態度のオバサンがTVに出てきて
悩んでいる人に向かって「あなたは大殺界よ」と言った。

わたしはこの言葉が本当に嫌いだった。

大殺界。

病気になったり、交通事故にあったり、離婚したりするから
この時期は外出を控えたほうがよいです。

そんなふうに解説しているのを見て非常に腹が立った。

たった言葉ひとつで、人を疑心暗鬼にさせ、自然な活力を奪う。
運命に翻弄されるしかない人生。自力で突破することを許さないルール。
こんなひどい粗末な教えが世に広まって、人は本当に幸せになれるだろうか?
信じる人は哀れなり。

・・・

石原というどこかの都知事は、先の大震災について「天罰だ」と言った。
この人は一体どんな邪悪な政治的魔物に憑りつかれたのだろう。
人間性を失っている。またも哀れである。

・・・

震災直後、悲惨な被災地の様子を知って
「わたしに何かできることはないだろうか?」と自問した人が多くいた。
実に多くの人が、世界中で、ほとんど同時に他者への慈悲の心を持った。

衝撃的に時代は変わった。
敵は他者ではなく、放射能というシステムの脅威として厳然と現れた。

わたしたちはこの試練に創造的な力で挑む。

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