2010年5月12日水曜日

初出社

2010-68

新しい会社への初出社。
スーツを着込んで電車に乗り、会社の最寄り駅で降りた。

わたしの新しい仕事は広報。
初日はひたすら雑誌のチェックをした。
会社の商品が掲載されているか確認し、
それをスキャンして保存する。
とにかく何十冊も雑誌のページをめくった。
ファッション誌、生活情報誌、経済誌、テレビ番組情報誌などさまざま。

その量が多い上に、やっているそばから「これもお願いしまーす」と
新しい雑誌が増えていくのでこれは相当なスピードでチェックしないと
他の仕事ができなくなっちゃうな…と思いながら
ペースアップしてなんとかそこにあるものは終わった。

はー!おわたー!と一息ついて
隣の席で仕事を引き継いでくれている派遣の子(来週で辞める)に
「終わりました」と声をかけると
「ええっ!もう終わっちゃったの~?」と驚いたあと
彼女は顔を近づけて、わたしにしか聞こえない小さな声で言った。

「そんなに頑張らなくていいよ、派遣なんだから」

あれ?デジャヴ?
そういえば少し前にアルバイト先でも似たようなことを言われた。
「そこまでする必要ないよ、所詮俺らはアルバイトなんだからさ」

正直びっくりする、こういう言葉って。

仕事をしに行ってるのに、その仕事をなるべく減らそうとする。
楽して稼ぎたいってことなのかな?
同じ時給なら、仕事しないでお金をもらうほうが嬉しいってこと?
それってあまりに短絡的じゃないか。


自らの「仕事」に喜びを見つけられないとしたら、
それは「仕事」ではなく「作業」だ。



そして「何のため」に働いているのか。

ある偉人はこんなことを言っている。
「労苦と使命の中にのみ
人生の価値(たから)は生まれる」

「何のため」という使命感や目的観がなければ
何をしていてもどこにも辿りつかない。何も達成できない。



わたしは具体的に人の役に立つ自分になることを目標に
広報のスキルをより多く身につけ、新たな人脈を作ることを目的として
ここで働き出したので仕事が増えるのはむしろ歓迎できる。


さまざま考えながらの初出社となった。

2 件のコメント:

  1. 広報担当は、会社の顔だよね。
    クライアントの広報マンも、
    特にPRイベントの時なんか、右に左に駆け回っているよ。

    やりがいのある仕事だと思います。
    がんばって〜。

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