2010年1月25日月曜日

勉強熱心なサカイさん

2010-25

半年間の大阪での暮らしに終止符を打って
東京へカムバックしようと企てたので
「べんきょーしまっせ!」でおなじみの引越しのサカイさんへ電話しました。

来てくれたのは、気の弱そうな、頼りなさそうな(失礼!)営業の男性。



「今回お引越しということで、他に見積もりを取られた会社はありますか?」
「いえ、サカイさんが最初ですよ」
「あっ、ありがとうございます!なぜサカイにお電話くださったんでしょうか?」
「半年前に大阪に引越して来るときにもサカイさんにお願いしたので」
「あっ、ありがとうございます!では、そのときの対応で、
あのー何か、サカイの良かった点など教えていただけますか?

「・・・はい?良かった点ですか?」
「はい!あのー、サカイのこういうところが良かった!という点をお聞きしたいのですが」

「うーん、うーん。そーぉですねぇ~・・・(返答に困る)」




サカイさん、「いかがでしたか?」とたずねるならまだしも
「良かったところ」限定で聞かれても。




「えー・・・っと、ヨカッタトコロヨカッタトコロ・・・・うーん・・・・・」



・・・。

・・・・・。


・・・・・・・・。





ダメだ!思い浮かばない。



「ごめんなさい、特に普通でした。」
「あっ、ありがとうございます!」
「・・・いいえ。」


なんかチグハグな会話しかできないな、この人とは。

その後は引越しの荷物のチェック→見積もり額の提示となるが・・・
ここからはお決まりのパターンです。

「えー、今回は2月の上旬ということで・・・(電卓たたく)・・・17万円です」
「17万円?うーん、高いなぁ・・・もうちょっと安くなればいいんだけどなぁ」

「(´ヘ`;) そっ・・・そうですかぁ・・・」

ここでお互いに困った顔を作ったまま、短い沈黙。
思いつめたような表情で息を吸い込むと

「ではですねぇ、ふう様には前回もサカイをご利用いただいているということで・・・」
「はい」



・・・・(電卓たたく)・・・・


「ではですねぇ、ここは気持ち良く
思い切って・・・13でいかがでしょうか!」




思い切り悪っ!
だいたい数字が不吉!





「うーん、13万ですか。そうですかぁ~」(←棒読みな私)
「正直、どうでしょうか?!」(←正直、その質問が変。)

うーん、どうかなぁ。でも見積もりお願いしてみないと・・・」

「うっ・・・そうですかぁ、あの、いくらなら宜しいんでしょうか・・」
「逆にいくらまで下がるんですか?」
「・・・そうですね・・・ちょっと上司に確認いたします・・・」


ここで上司に電話。

「お疲れ様です、あのー現在ですねーふう様宅で見積もりをお出ししているんですが
あのー、前回もサカイをご利用くださったということでですね、あのー・・・
あっ、はい、ありがとうございます!

・・・と、晴れ晴れしい顔で電話を切る。


今ので伝わったんかい。



「ではですねぇ、今回あのー、勉強させていただきまして、
もし今日この場で決めていただけるのでしたら、
あのーここは気持ちよくですねぇ、あのー、思い切ってですねぇ、
キリの良い感じで・・・・


10万円消費税でいかがでしょう!(>_<)








キリがわるーい(笑)!





「10万円に、消費税・・・」
「お、お願いします!」

「うーん。わかりました・・・」
「ありがとうございますっ!」


みたいなお決まりのやりとりをしました。

この値段の決め方がいつもイマイチ良く分かりません。
かつ、あんまり得意じゃありません。
明確な基準を提示した上で相手に合わせて安くするなら好感持てますケド
基準が曖昧で高いのか安いのかワカラナイ。

さらにお互いあらかじめ値切る・値切られるが分かっている状態での会話がわざとらしくてたまんない。
分かってるのに「うーん高いなぁ」→「(トホホ顔しつつ)ではここは気持ちよく」みたいな会話になるって空々しくて微妙。

値切る行為って関西独特の「商い」的な文化だと思うのですが、
何が嫌ってネチネチしてて気に入らない。

勉強とか言う前に、10万円にできるなら最初から10万って言ってよ

って思うのは私が関東の人間だからでしょうか。。
これが江戸っ子だったら、
「10万円でどうだ!それ以上はまけないよ!グダグダ言うなら他にいっとくれ!」
となるかな。

とりあえずサカイさん、安くしてくれてありがとう。
もうちょっと消費者心理を勉強したほうがいいかも。

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