2010年1月26日火曜日

東京ふたたび。

2010-26

25日朝に新大阪を出発、お昼前に東京へ到着して
すぐに部屋探しに周った。

マンションを探していたのは信濃町・四ツ谷エリア。
古い家が多い住宅地で、
木造アパートやマンションも築30年~40年以上がほとんど。
「防犯上、2階以上で」と考えていたけど、そもそも2階の空き部屋が少なく
1階でもさして危険なエリアではないことが分かった。

それにしても、新宿区で四ツ谷付近という立地条件の良さからか
古い部屋しかないのにどれも家賃が高い。
同じ賃料で、大阪市内なら新築の分譲賃貸マンションに住める。
同じ賃料で、もっと都心から離れれば東京でもいいマンションは見つかる。
でも私はいいマンションに住みたいわけじゃない。
「この場所」に住みたいから来たんだ。

そう自分に言い聞かせながら
とにかく5件ほど見せてもらって、候補を2つに絞る。


ひとつは古い木造アパートの1階で広めの1K。
「広めの1K」なんて書くとなんだか良く聞こえるのが不思議。
違う。そんなんじゃない。
古い。とにかく古い。
ただ、古くても広さが気に入ってココロが傾いていた。
ネックは外壁工事中で即入居できない点。
「2月18日まで工事かぁ・・・」と思案。


もうひとつは築30年(私と同い年!)の鉄筋コンクリートマンション。
6畳の1Kで、1階のわりに日当たりが良かった。
お部屋もまあまあキレイ。
ただし家賃が高めでさらに敷金2、礼金2も痛い。
(交渉で礼金は1にしてくれるという)。
「仕事もこれから探すのに、こんな家賃で暮らせるんだろうか・・・」
と不安になる。

しかし不動産屋さんも、一緒に周ってくれた近辺に住む友人も
このマンションをオススメしていた。





腹を決めるしかない。

仕事がきちんと見つかるまで苦しいけれど
ここは踏ん張りどころ。
2時間ほど真剣に考えて、ふたつ目のマンションに決めた。
お世話になった不動産屋さんはいろいろと親身になって交渉してくれて
最終的には敷金も1か月分に下げてもらえた。

当初は東京の友人宅に泊めてもらいながら、2週間くらいかけて
仕事を探しつつ、住む部屋も決めようと考えていたけれど、
お願いしていた友人二人が急遽、都合が悪くなってしまって
泊まる場所がなくなってしまった。
魔が入る、とはこういうことか。

追い詰められて、切羽詰ってなんとか2日でマンションを決めることができた。
「何が何でも前に進むしかない」という強い意志で
へこたれそうな気持ちを何度もねじ伏せた。

こんな気持ち、誰が分かるだろう。
今の私は分かる。

大きなスーツケースをもって、もう二度と大阪へは戻らないつもりで出てきたけれど、マンション契約に必要な書類をそろえるために身軽になって
私の体は大阪へ戻った。

ココロは東京においたまま―。

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